ジャズメッセンジャーズに始まり50'sハードバップ全盛期から活躍するブルーノートの看板ピアニスト、ホレス・シルヴァーの'73年作品。
当時売り出し中の若きブレッカー・ブラザーズをフロントに据えた新生クインテットと、ヴァイブを加えたカルテットの2種のコンボ編成です。
モアシル・サントス作の歌心溢れるモーダル佳曲 "Kathy"、ひたすらシリアスな空気感でクールに燃え滾る "In Pursuit Of The 27th Man"、終盤にかけて畳み掛けるように盛り上げるウェルダン・アーヴィン作のラテン風味のソウルジャズ "Liberated Brother" など聴き応えたっぷり。